何故かいつも沼の底

どこまでもどうしようもないオタクがいろいろ言うだけ。人生楽しんだもん勝ち。推しにお金をあげたい成人済み女。

小野田龍之介ってすげえや

 

本日、メリーポピンズへ行ってきました。

初観劇のメリポピ。

衝撃の連続だったのですが、今回の観劇で改めて「小野田龍之介ってすげええええ!!!!」となったので久しぶりにブログを書きます。

 


特に項目つけずに思い出した順でとりあえず書いてくので時系列とかバラバラです。

 


まずさ、幕開きのあの顔なに????かわいすぎか????かわいいが飽和。にこにこと柔らかく笑うバート、ずるすぎる。存在がずるいよ。最初の表情一つでバートがどんな人間なのか分かる気がするし、知りたくなるような親しみやすさを感じる。そして、バートという人間からチェリー・ツリー・レーンの世界へ。彼個人に奥行きを感じる分、チェリー・ツリー・レーンへの導入により広がりを感じて、舞台の転換と相まって、うまいなあと唸ることしかできなかった。小野田龍之介ストーリーテラーの素質が抜群問題。去年の年末明治座「シンる」でも思ったけどストーリーテラーうますぎるんだよな。言葉や声に重みがあって、でも不思議と心にすっと馴染んでいく彼の音の使い方が本当に上手いなあと感じました。

あと、劇中よく思ったのは表情のバリエーションが本当に多くて、素の彼の豊かさがよく出ていてなおかつ、バートと寄り添って生きている彼が本当に輝いていた。キラッキラ。本当にこの俳優さん最高すぎるなと、何度も何度も思った。この人を応援して生きているファンの皆さんは本当に推すの楽しいだろうな。N2Nでもそんなこと思ったな。

 


そしてどのお衣装もよく似合うこと!!個人的には劇中のどこかで赤い縦ボーダーのジャケット(パークのフェイスキャラが着てるやつ)を着てほしかったけど着なかった。他の方が着てた。絶対似合うのに、と思わずにはいられなかった。けど、バートの衣装どれも似合ってて素敵だった。

 

 

次に私がこの人まっっっっっじで最高だな!!!!!!!!!!って思ったのは最高のホリデイのシーン。てかまず公園の序盤、バートが自分の帽子をとって自分でその中にコインを入れるシーン、映画のバートと同じでぶううううわああああって鳥肌立った。めっちゃ好きなの公園のシーン。そして、メリーとの再会、喜びが彼の中で花開いていく心の昂りが手にとるように分かる表情の運び方、絶妙な間の取り方、声のトーン。どこをどう切り取っても最高すぎる。人は誰しも人生において物足りなさを感じて生きていて、そしてその欠けている何かを探して毎日を生きていると思っているのだけれど、バートにとってはそれがメリーだったんだなって。このシーンに至るまでに、摩訶不思議なメリーポピンズの世界をたくさん目の当たりにするから、メリーポピンズが不思議で特別な人だと言うことは、子どもたち含めて観客みんなが感じる事ができるけれど、ここの小野田バートとの対峙によってよりそれがくっきりと鮮明になるこのシーンが大好きだった。メリーを見つめる優しくて少し熱っぽい視線にメリーがいかに特別な存在であるかがより際立って見えてとんでも空間だった。まじで、さされなメリーと小野田バートのバランス好きすぎるなんだあれ。オタクが好きなやつやん。WSSのトニーで【濃厚ラブストーリー小野田】は見ていたけど、なんだかこうムズムズする【焦ったいラブストーリー小野田】は初めてだったからめっちゃ良かっためっちゃ好き。ここのシーン割と早く来るんだけど、ここらへんでもう気持ちがいっぱいいっぱいだった笑 普通にキャパオーバーだった。しかしこの公園シーンはこれから先が本番なのであった。ていうか、バートがド紫コーデ、メリーがドピンクコーデなんだけど普通に着こなしてるこの方達はなに?天才なの????という気持ちで口ぽっかーんしながら見ていた。ここのバートはひたすらにチャーミングでたまんない。そして映画を見ていたから彼がここのダンス、本家の動きを彷彿とさせる身体の使い方をしていてとても感動した。映画のペンギンと戯れるとこ大好き…もちろん映画を意識した振り付けなんだろうけど、ちょっとした所作とか彼の身体の運び方とか、もう私が小さい頃に見ていたバートが目の前にいる!!って思うくらいそっくりだった。まじで最高だ。

 


あと、スパカリの幕前でのダンスやばない?どんだけ踊るの。あのハードなシーンをやり終えた後何事もなかったかのように進めるのも凄い。この観劇で小野田龍之介という俳優に対して、なんて素敵な俳優さんなのだろうか、、圧倒的安定感と共にあるフレッシュさ、芝居の説得力の強さ、歌唱力も抜群(もはや抜群どころではないまである)で運動神経も良いからダンスもしっかり踊れて、おまけにタップダンスまでできちゃって、甘いお顔立ちなのにかっこよさも儚さも兼ね備えていて、おまけにユーモアに溢れたあたたかい人柄という文句のつけようがない俳優さんだと心の底から改めて思った。とんでもないポテンシャル小野田龍之介。芸歴50年いってるでしょ。

 


あと書いておきたいのは、1ラスのメリーとの別れ、、ここ遠目でもめっちゃ良い目をしているのが分かってすぐにオペラグラスを構えた。とんでもなかった。

メリーだけに向ける熱い眼差し、その中で寂しそうに揺れる瞳があって無事私は爆発してしまった。なんてなんて顔してんだ…!!!!と怒ってしまった。とんでもねえんだわまじで。見て。

 


そんなこんなでとりあえず観劇初日に残しておきたいことはこれくらいです。いや〜楽しかった〜